銀色の糸

初出誌
『りぼん』1974年10月号 p357~387(31p)
あらすじ
体の弱い兄・アンソニーの療養のため引っ越してきた街で、ポーリンは兄の同級生ルシアンにいつもいじめられる。ルシアンには両親がなく、兄弟仲良いアンソニーとポーリンが羨ましかったのだ。ある日、ポーリンは別荘の森で道に迷い、蝶を追って来たルシアンと出会う。寒さと飢えの中、ルシアンは釣り糸でニ人をつないで森の出口を探しに行く。彼の示したやさしさ、ヨットで世界を回りたいという夢に、ポーリンは心を動かされる。そして二人はついに救われる……。(『増刊ぱふ』1986年vol.2より)
単行本未収録