時への航海誌

初出誌
『りぼんデラックス』1978年冬の号 p243~305(35p)
あらすじ
今は亡き飛鳥の話や山辺省吾の本等から、古代遺跡に憧れを持つ日向と星比古。二人は親の希望通りの大学へ入る代わり、その後数年遺跡を追わせてもらうという条件下、しゃにむに勉強する。そこへ杏が転入して来て、星比古の美術部へ。勉強より彼女に夢中になる星比古。と、偶然から日向は杏のスケッチブックの中を見、彼女が山辺省吾の娘と知る。「死んだ父のように私も世界を回り、絵で様々な感動を人々と分かちた」杏の言葉に日向はうたれ、何と自分のしていることは愚かしいんだと気付き、父へ契約破棄宣言をする……。(『増刊ぱふ』1986年vol.2より)
収録書籍
ひぐらしの森」1980年10月20日 集英社(ぶ~けコミックス)